Menu

透析室

Home

透析室

透析とは

慢性の病気のために、腎臓の機能が正常時の30%以下に低下する。
このような状態になると、血液のろ過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなってしまいます。
そのような場合に、人工的に血液の浄化を行うのが、透析療法なのです。
 
主に「血液透析療法」「血液濾過透析療法」を中心に人工透析を行っております。

入院透析について

当院では、RO水処理装置、透析液供給装置、多人数用透析コンソールの連動システム構築による安全性の確保とともに、清浄化、無酢酸透析液の導入、血液透析濾過(オンラインHDF)を中心とした透析療法から特殊血液浄化療法に至るまで、様々な治療を提供しております。

スタッフ紹介

当院では、病気や透析治療についての受け止め、食事、水分、服薬、フットケアなど自己管理状況、合併症による身体状況、コミュニケーションなどの生活行動情報を含め、よりよい状態で透析生活を送れるよう長時間の体外循環を安全、適正に遂行するとともに、継続的、永続的な慢性疾患に対する治療、看護に努めております。

《資格取得》
・血液浄化専門臨床工学技士 1名
・透析技術認定士 4名
・呼吸療法認定士 1名
・三学会合同呼吸療法認定士 1名
・認定集中治療関連臨床工学技士 1名
・第2種ME技術実力検定 1名
・糖尿病合併症管理料算定特別研修 1名

《学会発表(平成28年度)》
○日本透析医学会
・高齢透析患者における睡眠呼吸障害についての検討
・高齢透析患者に対するオンラインHDF療法の検討
・心不全合併患者のQOL向上を目指して
・終末期における看護ケアの現状と対策
・無ヘパ透析の検討
・血液回路動脈圧による新しい実血流量測定法の考案
・高齢透析患者に対する大量希釈オンラインHDFの有効性の検討
○日本腎不全看護学会
・療養型病院における最終末期の透析医療と治療見合わせの状況に関する考察
○日本HDF研究会
・高齢透析患者に対する大量希釈オンラインHDFの有効性の検討

透析機器紹介

無酢酸透析液(カーボスターP)

血行動態への影響が少なく、心機能抑制がないため、透析の治療効果が向上します。

・自動溶解装置により安定した濃度の透析液を供給しております。
・酢酸による心筋抑制作用、抹消血管拡張作用がないため、安定した透析が可能になります。
・酢酸による炎症性サイトカインの誘導がない為、慢性炎症が改善します。
・高齢者、糖尿病性腎症等、代謝機能 ( 酢酸処理能力 )の低下に有効です。
・アシドーシス是正により蛋白異化が抑制され、栄養状態が改善されます。
・栄養状態の改善にともない貧血も改善します。
・クエン酸含有により抗凝固剤の減量にともない出血傾向が軽減されます。

特殊血液浄化療法

血漿交換療法について

『単純血漿交換療法 PE(Plasma Exchange)』
体外に取り出した血液を血漿分離膜により、血球成分と血漿成分に分離した後、分離した血漿を全て廃棄し、代わりに置換液としてFFPやアルブミン溶液を補充する治療法です。

『二重濾過血漿交換療法 DFPP(Double Filtration Plasmapheresis)』
体外に取り出した血液を血漿分離膜により血球成分と血漿成分に分離した後、分離された血漿を血漿成分分離器を用いて病因物質等を分離・除去し、アルブミン等の有用なタンパクを戻す治療法です。

吸着療法について

『血液吸着療法 DHP(Direct Hemo Perfusion)』
血液を直接吸着器に通し、病因物質を吸着します。
[薬物中毒、肝性昏睡、β2MG、エンドトキシン吸着]

『血漿吸着療法 PA(Plasma Apheresis)』
体外に取り出した血液を血漿分離膜により血球成分と血漿成分に分離した後、分離された血漿を特定の吸着器に通し、選択的に病因物質を除去する治療法です。
[閉塞性動脈硬化症、悪性関節リウマチ]

腹水濾過濃縮再静注法について

溜まった腹水をバッグに取り出し、その後濾過器を用いて細菌や癌細胞等を除去した後、濃縮器で除水を行い、アルブミン等の有用な物質を濃縮して再び体内に戻す治療法です。

午前受付  8:30~12:00
〃 診療  9:00~12:00
午後受付  13:30~17:00
〃 診療  14:00~17:30
休診日:日曜日,祝祭日,土曜日午後
12/29午後~1/3

内科・外科・整形外科・乳腺外科
糖尿病内科・神経内科

  • お電話はこちら
  • 入院(相談室直通)はこちら